里親36日目:改めて、猫じゃらしの先で頭を撫でてみる。

里親36日目。朝リビングへ入ると、なんだかわけのわからん声でモェェオオオン。とにかく変な声で鳴いていた。
しばらくするとホゲェっと吐いていた。見ると毛の塊がたくさん出てきていた。

さんざん毛づくろいするし、冬毛から夏毛へ変わるタイミングだし、物すごい量の毛を飲み込んでいただろうから無理もない。知らぬ間に猫草でも食べているのだろうか。

ホゲっと勢いよく吐いたのはいいが、ゲロ後は少々弱々しい。

一応朝ごはんをあげてみたところ、ガツガツ食べていた。心配はなさそうだ。

今日は久々に夫婦ともに日中家を開けてしまう。猫砂1粒で充分遊べるお年頃だから心配ないか。

外出後、なんとなく吉宗さんのことを気にしながら数時間が過ぎた。夕方になる前に帰宅しなくては。家に戻ったらごはん!ごはん!と迫ってくるだろうなと思った。

18時過ぎ、はやる気持ちで玄関のドアを開けて吉宗さんの声を確かめようとしたが、実際はそうでもなかった。「なんだ、帰ってきたの?」くらいのテンションだった。

私たちが家に居て遊んであげるときはテンションMAXではしゃいでいるけれど、一人でお留守番のときは、それはそれでわりと大人しくしているらしい。

もしかして走り回って暴れるのも、こちらの気をひいているのか。
親の気をひこうと、わけのわからん行動をする子供のように。

私たちが帰ってきたから甘えているのかな?表情が子供っぽい。

ごはんをあげたのにもっと欲しいよーと要求。近くで見ながらしばらくそのままにしていると、おそるおそる足を床にぺたんとつけて座ってしまった。

少しビクビクしているけれど、ごはんをくれるまで大人しく待っている。

お留守番のご褒美(?)に、シーバのカリカリを追加であげた。「ありがとう」なんてお礼は言わないけれど、美味しそうに食べている姿を見るだけでこちらが嬉しくなるなぁ。

猫を飼ってよかった。

だがしかし、猫を飼ったからには「抱っこしたい!ぎゅーっとしたい」この思いにつきる。猫の醍醐味、それはふわふわの顎下、むっくりとした腕、ぽてーっとしたお腹、意外に細い尻尾ー!

毛むくじゃらのその物体が目の前をうろうろしているというのに触れない、これは実にしんどい。プルプルしちゃう。耐えられない人はキーーーッ!と発狂してしまうかもしれない。

吉宗さんと暮らして36日。来てすぐの頃は触りたい衝動で突っ走ってしまって、彼にしつこくまとわりつく猫好きババアみたいになっていた。ずいぶんと嫌な思いをさせてしまったなぁ。

威嚇の洗礼、強烈な『シャー!!!』くらってたなぁ。

そのうち、威嚇されるのも気がひけるし面倒なので、触ること自体諦めていました。手のひらからカリカリをあげることもやめていました。当然のように猫パンチくらうんですもの。

気持ちがどんどん小さくなってゆく。

そんな私の恐怖心とは裏腹に、ド・ポジティブ思考の主人は一味違った。

「ガンガンいこうぜ!」(言葉には出していないがまさにこれ)

ふわふわの猫じゃらしで少しずつ頭をなでてみることを始めた。

ソファの上でうとうと気持ちよさそうにしている吉宗さんの額に、ふわ〜っ、ふぁさ〜っと丁寧に猫じゃらしを添える。左手は添えるだけ並みに優しい。吉宗さんは寝ぼけているためか、すぐに払いのけるようなことはしない。

そうして、ゆっく〜りゆっく〜り猫じゃらしでなで続ける。

どさくさに紛れて手でタッチ!!からの猫じゃらしでふわ〜〜。

吉宗さん気づいてない。セーフ。

そのうち猫じゃらしに気づいた吉宗さん。パンチしながらじゃれてきた。そりゃそうだ。猫じゃらしだもの。

こんな調子で少しずつ、頭をなでられることに慣れてもらい、あわよくばガッツリ手でなでてみたいものです。

3ヶ月後くらいにはどうなっているのかなぁ。楽しみが持てたら希望が湧いてきた。ポジティブにいってみるものですねー。

2016-05-31 | Posted in , 里親Comments Closed